ボーナスが出るとうれしい反面、「どれくらい貯金に回すべきなんだろう」と悩む方は多いのではないでしょうか。
「貯金しなきゃいけないのはわかっているけど、半年間がんばった自分へのご褒美もほしい」 「まわりの人は実際どれくらい貯金しているんだろう」
そんな疑問に、公的機関の調査データと、資産相談の現場で見てきた実例をもとにお答えします。
この記事でわかること
- ボーナスの貯金割合について、データに基づいた目安
- 年代・ライフステージ別に見た貯金割合の考え方
- 貯金だけでなく、自己投資に回すべきケース
- 人生で「まとまったお金」が必要になるタイミングと金額の目安
ボーナスの貯金割合、実際のデータはどうなっている?

「何割貯金すべきか」に唯一の正解はありませんが、まずは実態を知ることが判断の助けになります。
消費者庁の意識調査では、ボーナスの貯金割合について「75%以上」と回答した人が最も多く、全体の3割超を占めています。「50〜75%」と合わせると、半分以上を貯金に回している人は約6割にのぼります。
別の消費者調査(Ponta消費意識調査)でも、ボーナスの貯金割合が「50%以上」と回答した人が全体の約6割を占めるという結果が出ており、複数の調査で近い傾向が見られます。
厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、ボーナスの平均支給額はおおむね38万円前後で推移しています。仮に手取りベースで半分を貯金すると、1回あたり15万円前後が目安になる計算です。
結論として、「手取りの5割前後」を貯金の基準にしている人が多数派というのが、複数の調査から見えてくる実態です。ただし、これはあくまで平均的な行動であり、年収・家族構成・ライフステージによって最適な割合は変わります。
年代・ライフステージ別に見る貯金割合の目安
同じボーナスでも、独身か、子育て中か、老後が近いかによって最適な配分は変わります。以下はあくまで目安として参考にしてください。
| ライフステージ | 貯金の目安 | 使い道の傾向 |
|---|---|---|
| 20代・独身 | 3〜5割 | 自己投資(資格・スキルアップ)、旅行や趣味への支出も比較的多い |
| 30代・共働き夫婦 | 4〜6割 | 結婚・住宅購入資金の準備、教育資金の積立開始 |
| 40代・子育て中 | 5〜7割 | 教育費のピークに備えた積立、住宅ローンの繰上返済 |
| 50代・老後準備期 | 6〜8割 | 老後資金の集中的な積立、退職後の生活設計 |
ご自身の年代の目安を基準にしつつ、「使っていい2〜3割」をあらかじめ決めてしまうのがコツです。上限を先に決めておけば、使いすぎて後悔することもなく、自分へのご褒美もきちんと楽しめます。
ボーナスを生活費に使うのはNG【すぐ脱却すべき】
ボーナスを生活費に組み込んでいる人は、すぐに脱却すべきです。
なぜなら、ボーナスはなくなることがあるからです。
ボーナスがなくなる=生活できなくなるという意味なので、ボーナスを生活費につかってはいけません。
うまくいかない…
「貯金一辺倒」より優先すべきなのは自己投資というケースもある
貯金は大切ですが、将来の収入を増やす自己投資に回すという選択肢も検討する価値があります。
- 仕事に直結するスキル習得・資格取得
- キャリアアップにつながる学び直し
- 転職活動やネットワーク構築にかかる費用
自己投資によって収入が増えれば、結果的に将来の貯蓄総額を増やせる可能性があります。「今は貯金割合が目安より低くてもいい」という判断も、将来を見据えれば十分に合理的です。大切なのは、貯金と自己投資、それぞれの配分の理由を自分なりに説明できるようにしておくことです。
人生で「まとまったお金」が必要になるタイミングと金額の目安

ライフイベントごとに、まとまった支出が発生するタイミングがあります。以下は一般的な目安です。ご家庭の状況により大きく変動しますので、あくまで参考としてご覧ください。
| まとまったお金が必要なとき | 目安金額 |
|---|---|
| 車の購入・維持費(生涯) | 保有台数・車種によるが、数百万円〜1000万円超になることも |
| 転職活動中の生活費 | 数十万円〜100万円程度 |
| 結婚費用 | 100万円前後(ご祝儀等で相殺されるケースも多い) |
| マイホーム購入時の諸費用 | 購入価格のおおむね1割前後 |
| 教育資金(入学時の一時金) | 高校入学時・大学入学時にそれぞれまとまった支出が発生 |
| 老後資金 | 公的年金だけでは不足するケースが多く、早めの準備が重要 |
老後資金については「公的年金だけでは不足する可能性がある」という点は広く指摘されていますが、必要額は年収・年金の受給見込み額・退職時期によって大きく異なります。一律の金額にとらわれるより、ご自身の状況に合わせたシミュレーションをしておくことをおすすめします。

まとめ:ボーナスの貯金割合は「データ」と「自分の状況」の両方から考える

- 複数の調査データからは、手取りの5割前後を貯金に回している人が多数派
- ただし最適な割合は年代・ライフステージによって異なる
- 自己投資に回すことで、将来の貯蓄力を高めるという考え方もある
- 老後資金など将来の必要額は、個別のシミュレーションが望ましい
ボーナスの使い道に絶対の正解はありません。データを参考にしつつ、ご自身やご家庭の状況に合わせて配分を決めることが大切です。
「自分の場合はどう考えればいいかわからない」という方は、当相談センターまでお気軽にご相談ください。金融商品の販売は一切行っておらず、公平中立な立場で、貯金・資産形成に関するご相談に無料で対応しています。必要に応じて、信頼できるファイナンシャルプランナーのご紹介も可能です。
貯金に関して何か質問・相談があれば、お気軽にお問い合わせください。
ボーナスは貯めた方がいいのはわかるけど、
自分へのご褒美もほしい!
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